第7回 AIMPE2025アワガミ国際ミニプリント展
- 陽子 冨田
- 10月1日
- 読了時間: 3分
更新日:10月2日

intermission幕間 © Yōko TOMITA
日本各地で、数100種類の和紙が生産されており、そのうちの3種(細川紙:埼玉県小川町、東秩父村、本美濃紙:岐阜県美濃市、石州半紙:島根県浜田市)が、「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」として、2014年にユネスコ無形文化遺産に認定されています。
私にとって和紙は、作品を表現するための要素の一つで、アワガミは、表現の幅を広げて創作をするきっかけとなった和紙です。その、阿波和紙として知られる徳島県吉野川市で、2年に1度開催される展覧会「アワガミ国際ミニプリント展」が行われます。
この展覧会は和紙を使用した作品に限定されるもので、私は竹和紙にプリントしたモノクロ写真作品を1点出展いたします。
第7回 AIMPE2025 アワガミ国際ミニプリント展
展示について
日時:2025年10月11日(土)~11月9日(日) 9:00-16:30
月曜休館(祝日の場合は翌日休館)
会場:阿波和紙伝統産業会館、いんべアートスペース
共通入場料 一般500円 学生 400円 小中学生300円
オープニングセレモニー
10月11日(土)会場:阿波和紙伝統産業会館14:00 - 14:30 表彰式
ギャラリートーク
10月11日(土)15:00 - 会場:阿波和紙伝統産業会館<ゲスト>各賞受賞者、小林敬生(版画家)、木村秀樹(版画家)
オープニングパーティー
10月11日(土)16:00 - 18:00 会場:いんべアートスペース
開催概要 2025
和紙の古里と言われる忌部氏にゆかりのある徳島・吉野川市(旧麻植郡)に会場を置き、国内はもちろん、海外十七カ国以上の版画家に参加を呼びかけるミニプリントのコンクールを二年に一度開催しています。プロ、アマを問わないオープンな展覧会として、国内外から多数の参加者の応募を得て、本会で七回目を迎えます。また、同時期に版表現をテーマとしたワークショップなど関連イベントを併催し、和紙の版表現への素材としての可能性を試す場としています。 本展覧会の特色は、印刷用紙は「和紙」に限定します。印刷サイズは A4サイズです。平面です。版種は限定しません。あくまでも和紙に拘った作品の制作に限定しています。その為に、必要なら和紙のサンプル紙を数葉キットにしてお送りします。 ミニプリント(A4サイズ)は多くの特色を有しています。 *版表現において習作的な意味合いも含め、制約された紙面にアーティストの創造性や技術が凝縮されます。 *輸送が簡便で、参加しやすいことから多くの作家の作品を一同に会することができ、創造性や技術の相互間の交流が深まることが期待されます。 *この展覧会及び関連イベントを通じて地域と連携した日本の文化の礎となる和紙文化のグローバル化は、伝統産業に携わる紙漉き職人達の自負と励みになります。 また、この度の展覧会を通じて版画人口の増大につながり、和紙を通じた地方文化の揺籃の一助にならん事を切望致します。



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