現在、東銀座のギャラリーM84で開催中の、飾りたいと思う写真展『アートの競演 2022如月』。展示の様子が、ギャラリーのサイトに公開されました。
開催期間は今週末26日(土曜)16時までの入場となっており、同時刻より授賞式が行われる予定です。
今回は1点の作品を出展しております。
写真創作の原点になる無為写真を和紙にプリントし、金継ぎの技法の一部を採り入れて作品に重ねて創作しました。
光と陰を呼び継ぎした表現を題して、”光陰呼継” Kouinyobitsugi としました。
”呼び継ぎ”とは、修復したい器の破片が足りない場合に、他の器の破片を利用してつなぎ合わせて形にする技法のことを言います。器の大きさや形、厚みなど 条件が合うものを探す必要があり、また、それぞれの色や柄など持ち合わせている個性の相性もあるようで、一朝一夕にできるものではないそうです。
異なる性質のものを、指向性をもって、意識して継ぐこと。意識して継ぐ時、はじめて顕にすることができる。光と陰とは一つの例であり、比喩であり、常に動いているものであります。
会期も残すところ4日間となりました。
明日23日は祝日ですね。短い時間ではありますが(また、出入りもありますが)在廊する予定でおります。
お時間がゆるす方は是非。 出展作家さんたちそれぞれの写真概念を飛び越えたユニークな表現と、作品の持つ質量を観じにいらしてください。また、作品は購入することも可能です。
お待ちしております。是非お声かけてください。
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